WGC は全ての Wargaming ゲームのための統合ラウンチャーです。これを利用することで各種のゲームを手軽にインストールし、ダウンロードの制御、Wargaming ゲームへのログイン、様々なニュースや情報の確認をすることもできます。この記事では WGC によるネットワーク使用について解説すると共に、ネットワーク使用を最適化する上で役立ついくつかの便利な設定をご紹介します。WGC による PC リソースの利用に関する こちらの記事 もぜひ併せてお読みください。
標準では、WGC を起動した後に「閉じる」ボタンをクリックすると、バックグラウンドモードに切り替わって動作し続けるように設定されています。バックグラウンドモードの WGC は、画面右下にあるタスクバーの通知領域 (時計の近く) 内に Wargaming ロゴをあしらった丸形アイコンとして表示されます。
このアイコンが静止画像として表示されている場合には、WGC はその時点ではゲームのアップデートをダウンロードしておらず、待機モードで動作中であることを意味します。
バックグラウンドモードの WGC は、アップデートや通知を定期的に確認します。そして、そのためにシンプルな http クエリーを送信します。この際に使用されるネットワーク帯域はごく僅かです。
また、WGC ウィンドウを閉じた際にバックグラウンドモードに切り替わらないように設定することも可能です。バックグラウンドモードが無効に設定されている場合には、WGC のウィンドウを閉じると WGC が終了します。具体的な手順に関しては、この記事内のセクション「WGC によるネットワーク使用を手動で設定する方法」でご紹介しています。
WGC のメインウィンドウに表示されるニュースその他のコンテンツは、WGC のメインウィンドウが表示される際に読み込まれます。その際には、その時点で表示中のゲームに関連したコンテンツのみが読み込まれます。ニュースその他のコンテンツを読み込む際にはネットワーク帯域の使用量が増加しますが、それでもごく少ないレベルに留まります。
WGC が確認するアップデートは 2 種類に分けられます。
最初のタイプは、ゲームを最新版に直接アップデートするためのものです。原則として、何らかのアップデートをダウンロード・インストールした直後に更新版のゲームを実行することができます。
2 つ目のタイプとして、タイトルによっては次期アップデートの事前ダウンロードに対応しています。事前ダウンロード機能により、アップデートのリリース前後におけるダウンロードプロセスを向上し、ゲームサーバーの負荷を抑制することができます。
必要に応じてアップデートの事前ダウンロード速度を制限したり、この機能を完全に無効化したりすることができます。具体的な手順に関しては、この記事内のセクション「WGC によるネットワーク使用を手動で設定する方法」でご紹介しています。
加えて、WGC による更新スケジュールを管理し、各自にとって最適な時間帯を選ぶことも可能です。例えば、特定の時間帯においてネットワーク使用料が安い場合や、PC を頻繁に使う時間帯を避けたい場合に有用です。具体的な手順に関しては、この記事内のセクション「WGC によるネットワーク使用を手動で設定する方法」でご紹介しています。
注意: このスケジュールは新たに確認されたアップデートのみに適用されます。開始済みのアップデートプロセスを一時停止した場合には、WGC を再起動した際またはゲームを終了した際に、更新スケジュールの設定を問わず再開されます。
WGC がアップデートを検出した場合には、そのアップデートをダウンロードしてインストールします (設定で制限されていない場合)。ダウンロードプロセスが始まった際には、画面右下にポップアップウィンドウの通知が表示されます。このウィンドウにはその時点でどのゲームをアップデート中なのかも表示されます。複数のゲームをアップデートする必要がある場合には、WGC は順番にアップデートを進めます。何らかのアップデートをダウンロード・インストールしている際には、タスクバーの通知領域にある WGC アイコンが点滅します。
WGC がアップデートをダウンロードする際には、該当するゲームクライアントの統合性をチェックします。その際に何らかの破損が検出された場合には、必要なパッケージを全てダウンロードし置き換えることで修復します。これに伴い、実際にダウンロードされる合計ファイルサイズがアップデート本体のサイズを上回ることがあります。
アップデートやゲームをダウンロード・インストールする際には、ネットワーク帯域の使用量が大幅に増加します。WGC は、アップデートまたはゲーム全体をダウンロードする前に、ダウンロードされる合計ファイルサイズに関する情報を通知します。ダウンロードプロセスの最中には、該当するゲームのページで進行状況を確認することができます。
WGC には、アップデートを単にダウンロードするだけではなく、torrent プロトコルを通じてアップデートを「シード」(他のユーザーに自動配信) する機能があります。この機能により、単純に言えば、アップデートをダウンロードする際に、データセンターからだけではなく、近郊の PC やローカルネットワークからもデータを受信することができます。これにより、アップデートのダウンロードが効率化され、所要時間を短縮することができます。必要に応じてアップデートのシード速度を制限したり、この機能を完全に無効化したりすることができます。具体的な手順に関しては、この記事内のセクション「WGC によるネットワーク使用を手動で設定する方法」でご紹介しています。
ゲームを起動すると、WGC はアップデートや通知の確認を全て中止し、全ての内部プロセスを一時停止します。
ゲームを実行中に WGC のメインウィンドウを表示した場合には、ニュースその他のコンテンツをダウンロードしますが、ゲームに戻ると停止されます。ウィンドウを最小化する必要はありません。
必要に応じて WGC の設定を変更することができます。そのためには WGC を起動して「設定」ボタン (メインウィンドウの左側にある歯車アイコン) をクリックしてください。
設定可能な項目:
1. PC 起動時に WGC を自動的に起動するかどうかの設定:
- 「設定」メニューで「一般」をクリックしてください。「PC 起動時に Game Center を起動」のチェックボックスで設定を変更できます。
2. WGC のバックグラウンドモードの有効化/無効化:
- 「設定」メニューで「一般」をクリックしてください。「メインウィンドウを閉じた際に Game Center を終了する」のチェックボックスで設定を変更できます。
3. 次期アップデートの事前ダウンロード機能を有効化/無効化、またはダウンロード速度を制限:
- 「設定」メニューで「アップデート」をクリックしてください。「アップデートの事前ダウンロード」のチェックボックスで、次期アップデートの事前ダウンロード機能を有効化/無効化することができます。
- 次期アップデートの事前ダウンロード速度を制限するには、「アップデートの事前ダウンロードの速度」の数値または下向き矢印をクリックし、ドロップダウンリストから希望の設定を選択してください。
4. アップデートのダウンロード速度の制限:
- 「設定」メニューで「アップデート」をクリックしてください。「ダウンロード速度」の数値または下向き矢印をクリックし、ドロップダウンリストから希望の設定を選択してください。
5. アップデートのシード機能の有効化/無効化:
- 「設定」メニューで「アップデート」をクリックしてください。「アップロードなし」のチェックボックスで、アップデートのシード機能を有効化/無効化することができます。
6. アップデートのシード速度の制限:
- 「設定」メニューで「アップデート」をクリックしてください。「アップロード速度」の数値または下向き矢印をクリックし、ドロップダウンリストから希望の設定を選択してください。
7. 更新スケジュールの管理:
- 「設定」メニューで「アップデート」をクリックし、「更新スケジュールの管理」をクリックしてください。
- アップデートの日時を設定してください。
- その後、「保存」をクリックしてください。